カマスの開き

カマスの開き

カマスの皮には独特の香りがあり、好きな人はそれを味わうために塩焼きにするのが定番。Dr.Kはあまり得意ではないので干物にして食す。

  1. カマスの鱗を落とし、背開きにして、エラ、腹ワタを取る。

    ※細長い魚は背開きの方がきれいに仕上がると感じる。

  2. 魚の臭みを抜くため、カマスの両面に塩をたっぷり振り、キッチンペーパーに包んで10分程度おく。

    ※魚の生臭さは、血のほかに皮に残った臭みが原因。どうせ干物にするので塩でしっかり処理する。

  3. さっと水洗いし、臭みのついた塩を流して塩水に漬ける。

    ※干物作りでは、①海水と同じ3%で一晩、②10%で1時間、③12~13%で2、30分など、塩水濃度と漬け時間に様々な説があるが、魚の種類、大きさ、脂ののり方でも変わってくる。何度か挑戦したがどれも薄味。Dr.Kは15%の塩水に酒2~5%を入れて1時間。少ししょっぱく感じるが、夏はこれくらいでもよい。

  4. 時間が来たら塩水から出し、全体をよく拭く。

  5. ピチットという食品用脱水シートを使い、冷蔵庫で干す。

    Dr.Kは網で上手く乾かせないので、ピチットという食品用脱水シートを導入。

    ピチットのレギュラーを使い、16時間くらい吸水すると、脱水率は8%程度らしい。7%~9%くらいの脱水を目指そう。水分と一緒に臭みも吸ってくれるので、失敗が少ない。

  6. 酒を軽く振って、身から焼く。最後に皮目を焼いて出来上がり。

    ※日本酒を表面に吹きかけ、軽く湿らせてから焼くとふっくら美味しく頂ける。

カマスの身は比較的水分を多く含んでいるため、干物にすることで身が締まり味も濃厚に。ふっくら白身の干物はとても美味い。

開き

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