例年、この時期はアジが厳しいことから、今年は志向を変えて、春イカを狙うことにしている。釣れる魚は、釣れる時に釣る。
千葉のアングラー渡邉長士さんの言葉が頷ける。イカだけどね。
前回は自分なりに研究した成果がいきなり出たが、ビギナーズ・ラックだったのかもしれないということで、再現性を求めて弾丸平日ランガン。
再現性なので、日時が限られる。雨だろうが、風だろうが、お構いなしに往復4時間かけて、2時間半の実釣に行ってきた。
時間もないが、お決まりの竹の子と地酒。いつものおばあちゃんのお店では
「もう竹の子が採れねっぺぉ。今年はもう終わりだな。2週間早ぇ。」
そこで、近くでまだ売っていたお店に入ると
「こんなんしか採れねえぉ。こんでよけりゃ1000円だけん。」
今年最後の竹の子。はい買います。
さて、最初のポイントに着くと、エギンガーが2人、団子釣り師1人。場所を見つけて第1投。一発目のシャクリでフワ。PEの高切れ。前回のアジングでラインに傷がついていたようだ。
ノットを結び直して場所も移動。誰もいないところで、シャローの藻場を探るが藻に苦戦。うねりも入ってきて、エギがなじまない。下げ止まりまでの間と直前にエギをさらにロストする。イカも見えない。
心が折れそうになったが、「一潮の中に短い時合いもある」と信じて、上げに転じるまではと、ノットを組み直しキャストし続ける。すると、見えイカ登場。足元まで来るが抱いてくれない。
諦めずキャスト。エギが潮になじむコースでパニックアクション、横ダートのあと、藻の上でフリーフォール。ラインが動く。合わせを入れてヒット!「きたー。やっぱ、おったーー。」
慎重に取り込むと、700~800g程度のメスのアオリイカ。近くにオスがいれば、それも狙える。しかし、活き締めの処理などを行ってタイムアップ。明日も仕事で無理せず撤収。
家に帰って捌いてみると、既に交接済み。近くにオスはいたのかなぁ。まあ、何れにしても、自分なりの再現性は確認できたし、数釣っても食べられないし、今日は良しとしよう。
次回は狙った日に行けない。違うパターンを見つけてみるか。