年末から年度末にかけて、仕事の山が4つある。そのうちの3つを何とか乗り越えることができた。そこで、リフレッシュも兼ねて平日釣行。とは言っても、仕事を2時間早く切り上げてのランガンだ。
職場から房総山中を抜けて外房方面へ向かう。今日は平日ということを踏まえ、此処しばらく実績があり、週末は混雑している港へ。到着するとびっくり。平日にも関わらず、堤防上はビッシリ。かろうじて船と船の間の岸壁が空いていたので、急いで場所をキープした。
まだ明るかったため、3gのメタルジグで開始。アジンガーはDr.K一人。堤防上はカマスが揚がり始めたのが分かる。が、岸壁組には堤防に近い人しか掛からない。堤防から戻って来る人によると、堤防近くはカマスが群れをなしているとのこと。
堤防上で空いている場所を探すか悩んでいると、声をかけてくれたのが地元アジンガー。堤防上に行くというので、Dr.Kも移動することに。しかし、場所がない。地元アジンガーは顔見知りもいるらしく、場所をキープされた。有難いことにDr.Kもその隙間に入れてもらった。
堤防の下を見るとカマスの群れがいる。ジグヘッドを投入するが当たらない。周りはフラッシャーサビキで離れたカマスを掛けている。地元アジンガーによると、今日は何故か口を使ってくれないらしい。
Dr.Kも離れたカマスを狙い、ジグヘッド、メタルジグ、いろいろ変えてみるが上手くいかない。夕方の時合いは短いらしく、焦るばかりで、ドラグを緩めず自分でラインブレイクさせるなど、もう破茶滅茶。ラインシステムを復旧させていると(これまでの迷走で組直しにはもう慣れた)、地元アジンガーのジグヘッドにヒットが始まる。
ワームの色、棚、どのアクションで喰うのか、ここの特徴を教えてもらいながら、Dr.Kもようやく1匹を上げることができた。ここでバケツの準備等をしていると、時合いが終了。カマス初挑戦はあっという間に1匹で終焉を迎えた。
その後、周りの方と情報交換させてもらったが、アジの時合いはこの後とのこと。しかし、地元アジンガーによれば、たくさんの餌師のコマセについたアジはワームを喰わないらしい。地元アジンガーは帰られていった。感謝感謝。
日もすっかり暮れ、堤防外側の餌師には豆アジがいいペースで揚がっている。アジングをしにきたDr.Kは堤防隅に入れてもらい、駄目もとでアミパターンのワームを投入してみる。そう、今日は今まで家族に笑われながら自宅で特訓してきた軽量ジグヘッドのテンションを感じ取り、フォール後のリールの巻き上げ量を確認する場でもあるのだ。
餌師は皆、足元で釣っている。遠くへの投入はいらない。1gのジグヘッドをチョイ投げし、5カウント、10カウント、15カウントと棚を探る。訓練の甲斐あって、連続したリフト&フォールができている。フォール中のテンションも感じ取ることができる。
と、クッとジグヘッドを摘ままれたような感覚。すぐさま合わせるとヒット。上げてみると待望のアジ。豆アジだが人生初のアジングのアジだ。3か月かかって、やっと釣ることができた。本当に嬉しい。アジも釣れたことだし、混雑でカウントダウン中の糸ふけの問題もあったため、ここではこれまでと、18:30に港を後にした。
その後、シャローのゴロタ場で根魚を狙うか、いつもの港でアジを狙うか悩んだが、今日はアジングの日と決め、いつもの港へ移動する。19:00に到着。餌師がほとんどおらず、アジンガーが多い。こんな珍しい日もあるものだ。
先行のアジンガーに声をかけるも、攣れない返事。いろいろなアジンガーがいる。比較的潮通しのよいいつもの場所に入り、前の漁港と同じようにジグ単で攻める。攻める。攻める。...。アタリがない。これまでのDr.Kならここで諦めるが、研究してきた今日はゆっくり港を眺めてみる。
すると、荷捌き所の奥の前方に潮目が出来ている。港内はベタ凪なのに。よくみると、荷捌き所から排水が流れ込んでいる。これだ!すぐさま移動。排水口には餌師がいるが、周りは誰もいない。少し離れたところから潮目を狙う。とどかない。ここでも研究を思い返す。風対策では、
との選択を応用する。(理由は省略)
2.5gのミニキャロを選択し、ジグヘッドは思い切って0.2gの超軽量でシステムを組み直す。ワームは小型のアミパターン。潮目周辺までとどく。大き目にアクションさせ、そしてフォール。棚5カウントでは当たらない。棚10カウント。ここでクッというアタリ。合わせると豆アジゲット。
サイズアップを狙い、15カウント、20カウントと沈めるもダメ。今日は豆アジにターゲットを絞る。アタリが続かないので、ガルプ・ベビーサーディンの登場。10カウントでアタリが復活するも乗らない。ベビーサーディンを短く切り、1.5インチ仕様にすると再びヒットすることができた。
このあと2匹を追加したところで、荷捌き所の排水がストップ。潮目が消え、干潮も迎える時間だったので、終了とした。
今日は狙いどおりで、練習の成果も発揮することができたことが、釣果以上に嬉しい。やっとモヤモヤが吹っ切れ、気持ちよく過ごせる。
ところで、皆、アジのアタリをコツとか、コッと表現するが、Dr.Kの感覚としてはクッ。目を瞑り、ロッドでゆっくりジグヘッドを床から持ち上げ、ラインテンションを感じ取る自宅訓練の際に、Mrs.Cが指先でジグヘッドを抑え混んだ悪戯にそっくりだ。調子に乗り悪戯していたMrs.Cにも感謝。
さてさて、次は何をしようか。